よい庭づくりに欠かせないもの

 
 建築における「設計」の重要性は、一般的にもよく認識されていますが、残念ながら「庭園設計」の重要性をご理解いただいている方はまだまだ少ないのが現状です。

 なかには庭園工事に「設計・デザイン」が必要なこと自体ご存じない方や、あるいは造園業者でも、昔ながらの定型的な仕事をするところでは、「図面」もなく「現場合わせ」だけで大雑把に工事をしてしまうところも未だにあります。

 でも、昔のように充分な余裕があればよいのですが、現代のように時間や予算、敷地あるいは精神的にも余裕のない状況では、すべてに無駄がないように工事を進める必要があると思います。 

 そのためには、事前の「調査・打ち合わせ」、そして「設計・デザイン」に充分な「手間」と「時間」をかける必要があります。 そして、将来にわたる庭の「青写真」を事前にしっかりと描いておかなければなりません・・・

 そこに手を抜くと、結局あとあとのクレームやトラブルとして跳ね返ってくることになるのです・・・ 

 また、見落とされがちなことですが、庭園工事においては「自然素材」を多用しますので、「図面」や言葉だけでは表現しきれないデリケートな要素がたくさん生じてまいります。

 したがって、いくら「分業」が基本といっても、施工者にまかせきりにしていてはなかなか設計の意図どおりには仕上りません。設計を依頼したデザイナーには、工事の段階でも現場の仕上がりをしっかり監理してもらって、一貫性のある質の高い仕事をしてもらう必要があるでしょう・・・ 

 「図面さえあれば、あとはどこかの施工業者に安く工事させればよい」という発想は、庭づくりではナンセンスなことなのです・・・ 

 最近は、「他社がデザインした図面があれば、安く工事しますよ!」というモラルのない業者も見受けられます。

 調査・設計に手間ひまをかけないのでその分安くなるのでしょうが、とてもまともなものができるとは思いませんし、余計なトラブルを抱え込む原因にもなるでしょう・・・ 

 お客様には、どうか図面の「横流し」をなさらないように切にお願いを申し上げます。

 もし比較検討するのであれば、各々の業者が独自に調査・提案したもので、しかも価格だけでなくその内容も含めて対等に比較するべきかと思います・・・ 

 

あなたの「庭づくり」はどうですか? 

 どうかこのガーデンデザインの重要性をご理解いただいたうえで、あなたの庭づくりを再検討していただきたいと切に願います。 

 今後の住まい手と作り手(業界)の双方の健全な発展のためには、このガーデンデザインへの認識をもっともっと高める必要があると考えています。 

 「作庭工房」では、お客さまとの意見交換を大切にしながら、できるだけ定型的な庭づくりを避け、その人、そのご家族、その住まいに合った庭づくりをじっくり考えて提案してまいります。 

 「手間ひま」はもちろんのこと、 よい庭づくりに「想い」は絶対に欠かせないのです・・・

 
「作庭工房」はガーデンデザイナーの知的財産を守るキャンペーンに参加しています。 New Moral Standard

 

 

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