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無理なくガーデニングを楽しみたい!・・花壇リニューアル

あなたは花いっぱいのお庭に憧れてたくさん植えてみたものの、維持できずに結局挫折してしまった!というようなご経験はありませんか?

程度の差こそあれ大抵の人はそんな経験がおありではないでしょうか。特に、一時のガーデニングブームをけん引したあの「イングリッシュガーデン」・・・あの華やかな花の庭のイメージが脳裏に強く焼き付いている方にとっては、憧れが強い分、失望も大きかったかもしれません。

花いっぱいの庭はうまく続かないことが多いように思いますが、その原因には高温多湿な日本の気候であったり、あるいは個々のライフスタイルに合っていない等々があったのではないでしょうか。・・・

せっかくガーデニングに興味があったのに挫折してやめてしまってはモッタイナイことです。

そんなあなたに、ここでは無理なくガーデニングを楽しめる花壇へのリフォーム事例をご紹介します。

イメージ先行の”花いっぱい”・・・

このオーナー様はモデルハウスとして使われていた住宅を購入されました。

元々ついていた庭(植栽)はいかにもモデルハウスらしく、赤葉と黄葉のカラーリーフをメインに目を引く派手な植栽が施されています。 ガーデニングに興味がおありで、もっとお花を植えて楽しみたい!と思いつつも、今のお庭をどうしたらよいのか分からずご相談を受けた次第です。・・・

ご要望をお聴きしてみると、「とにかくお花をたくさん植えたい!」「オシャレにしたい!」とかなりイメージ先行で漠然と考えておられるご様子・・・

このままでは挫折パターンか・・・と思いながらも、オーナー様に合った無理せず続けられるお庭をご提案させていただきました。・・・

植物の長所を自分に合うように活かすことが花壇成功のコツ・・・

花壇を花いっぱいにしようと思うと「一年草草花」が主役の花壇になります。目を引きますし一時的には見栄えは最高でしょう。しかし楽しめる期間は短く、手間やコストの負担もかかってきます。そのうえ時期を過ぎれば枯れ込んできたり見栄えも悪くなるので、途中で挫折した場合、花壇全体が荒れっぱなしになる恐れがあります。・・・

一方、「宿根草草花」は花が咲いても一年草草花ほどの華やかさはないですが、種類を選んでうまく組み合わせれば年中どこかでチラチラとかわいい花が咲いている・・・そんな花壇づくりができます。 手間も少なくて済み(実際には株分けやピンチ(茎葉の切除)したりといった最小限の手間はかかりますが)、一年草草花に比べれば大幅に軽減できるでしょう。

さらに手間がかからないのが「樹木」です。

灌木類を花壇(の背景等)に混ぜることでメンテナンスはさらに楽になってきます。もちろん種類によってかなり性質は違いますので吟味は必要かと思いますが、花壇だから草花だけという先入観は捨てて下さい。

また、一年草草花に比べれば華やかさには劣る宿根草や灌木類ですが、いわゆる「カラーリーフ」をうまく利用することで花とはまた違った華やかさを演出できます。しかもこれにはその景観を年中維持できるという大きな利点があります。

これらは性質によってどれも一長一短あるのですが、それぞれの長所を自分に合うように活かしてみることが花壇成功のコツと言えそうです。・・・

無理なく長く楽しめるように・・・

長く続けるには、個々のライフスタイル等に合わせてメンテナンスの手間を抑えながら、無理なくお花の庭を楽しむことが大切です。

あまり手間をかけられない人にとっては、丈夫な宿根草類と灌木類で花壇の骨格をつくり、一年草草花は所々にあるいはスポット的に使うのが、無理なく長く楽しめる方法かと思います。このあたりのバランスは人によってマチマチですので加減は必要でしょう。・・・

検討の末、この事例では主に宿根草と灌木類で花壇を構成し、一年草草花は最小限にさせていただきました。

しかもスポット的にごく小さな「植替えコーナー」を設け、後から自由にお好きなものを植えていただくようにしました。

アプローチとガレージ周りのかなり狭小な花壇ですが、テラコッタ壺(ギリシャ製らしい素朴さと品があります・・・)をポイントに据えて景を引き締めています。


(小さな庭づくり、大阪)


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