ウッドデッキ・・・楽しめる「もうひとつの部屋」づくり

ウッドデッキ・・・楽しめる「もうひとつの部屋」づくり

ガーデニングがお好きな施主さまですが、さまざまな問題を抱えておられました。・・・

テラスの上に簡易デッキが敷かれていたのですが、室内との段差が大きく、昇り降りをするのがとても負担で、せっかくのテラスがほとんど使えていませんでした。また、樹木が繁茂して全体のバランスを崩したり、雑草もしつこくはびこってしまうなど雑然とした空間に不満をお持ちでした。・・・

まず、庭の中心となる「テラス」は部屋からスムースに出入りできるように高床の「ウッドデッキ」にしました。敷地形状を考慮してあえて矩形の形状にして、視覚的に動きや広がりを強調しています。

また、デッキ正面の景色は部屋からの眺めに配慮して作り込んでいます。背景に目隠しを兼ねた「ウッドフェンス」を設置して趣きをつくり、「花台」をポイントにして華やかな植栽で演出し、庭へ出てみたくなるようなしつらえにしています。単に出入りしやすい、使いやすいという「機能性」だけでなく、「庭」を意識させて誘い込むしかけや、落ち着ける空間にする演出がとても大切です。

なお、、雑草に困っていた植え込み部分は、レンガの縁石で見切りを設けました。砂利の下には防草シートが敷かれていますので、雑草の管理はだいぶん楽になります。

小さな、奥行きのない裏庭でも、「もうひとつの部屋」と捉えてうまく演出することで生活に広がりや楽しみが増えてきます。

（大阪・藤井寺市）