おすすめ樹木ギャラリー 常緑樹

常緑樹

小さな庭づくり おすすめ樹木ギャラリー 常緑樹

常緑樹  ~evergreen tree~

ソヨゴ

【学名】 Ilex pedunculosa
【漢名、別名】 「冬青」、(フクラシバ、ソヨギ)
【分類】  モチノキ科、モチノキ属 常緑中高木

常緑樹

【性質等】
分布は日本(関東以西)、中国南部、台湾原産の耐寒性の常緑高木。
生育地は乾いた林内と茂みに生える。雌雄異株。花期は6月ごろで緑色。実は10~12月ごろでさくらんぼのように垂れ下がる赤い実がかわいらしい(雌木のみ)。
葉は縁が波立ち、密生しない。風に葉がそよぎ、触れ合って音をたてることからこの名がついた。生長やや遅く、移植やや容易。日なたから半日陰、水はけのよい用土を好む。実は鳥を集める。高さ5m~

【使い方等】
樹姿は個体差があるものの美しくまとまるものが多く、常緑のシンボルツリーの定番である。モチノキ属特有の「地味さ」はあるが、葉があまり密生しないので他の樹木とも調和しやすく、和洋を問わず自然風の植栽に向く。使い勝手の良い樹木。

シマトネリコ

【学名】  Fraxinus griffithii
【漢名、別名】  「島戸練子」「島梣」、 (タイワンシオジ、フラクシヌスグリフィシー)
【分類】  モクセイ科、トネリコ属 常緑~半常緑中高木

常緑樹

【性質等】
常緑または半常緑。花期は7月ごろ。花は白く芳香があり枝の先にたくさんつける。実は8~10月ごろ。葉は羽状複葉で小葉は5~9枚。光沢があり枝葉が細かくさわやかな感じがする。
植栽は関東以南。東京以西では戸外で越冬。日当りまたは半日陰を好む。高さ5~10m。

【使い方等】
姿が美しく、常緑のシンボルツリーの定番。枝葉が繊細で、落葉樹のような明るい印象を受ける数少ない常緑樹。細かい枝葉の隙間から背後の景色がチラチラと見え隠れし、圧迫感がなく、奥行きを感じさせる。

オリーブ

【学名】 Olea europaea
【英名、別名】 Olive オリーブ、(オレーフノキ、オレイフ)
【分類】 モクセイ科、オリーブ属 常緑中高木

【性質等】
夏期は高温で乾燥し、冬期は温和で雨の多い地中海気候の代表的な樹木である。日本では小豆島が有名。
花期は5~7月ごろ、黄白色で芳香がある。実は10~11月ごろで黒い楕円形。2品種あるとより実がつきやすくまた石灰分を多くするとよい。実はオリーブ油の原料となる。
葉は灰緑色で対生し、風が吹くとしなやかに枝が揺れて、銀白色の葉裏がキラキラと光る。
成木は移植に弱く、幼木を用いるほうが無難。日なたと水はけのよい用土を好む。耐潮性、耐乾性があり、生長早い。雪と乾寒風に弱いので関東南部以西向き。

【使い方等】
日本にはこのような雰囲気を持った樹木はなく、エキゾチックな独特の印象を表現できる。庭のテーマに合わせて用いるとよい。芝生や濃い常緑の緑と対比させると美しさが引き立つ。葉張りが大きくなる。

ハイノキ

【学名】 Symplocos myrtacea
【漢名、別名】 「灰の木」 (イノコシバ)
【分類】 ハイノキ科、ハイノキ属 常緑中木

常緑樹

【性質等】
分布は近畿地方以西、四国、九州。生育地は暖地の山地に生える。花期は4~5月、白色の小花で前年枝の葉腋から総状花序をだして3~6個つける。実は長さ6~7mmの狭卵形で10~11月に黒紫色に熟す。葉は小さく、互生する。狭卵形または卵形で先は長く尾状にとがり、ふちに浅い鋸歯がある。木灰を染色の媒染剤に使う。

【使い方等】
日陰に強いうえ、幼木から姿が整うので、日当たりの良くない坪庭や樹陰地などで使い勝手がよい。葉が細かくて樹姿が美しく、落葉樹のような印象を受ける。

カラタネオガタマ     ‘ポートワイン’

【学名】Michelia figo ‘Portwine’
【漢名、別名】「唐種招霊」 (トウオガタマ、バナナノキ、バナナツリー)
【分類】モクレン科、オガタマノキ属、 常緑中木

【性質等】
中国南部原産の耐寒性の常緑小高木。花期は5月で赤紫色(原種は黄色)。
花弁は外側ほどワインレッド色が濃く、完全に開くと同時に落ちる。バナナの芳香が有る。移植は難しい。日なたと水はけのよい土を好む。
秋の剪定は花芽を切り取るので避ける。枝が長く伸び、小枝が増えると折れやすいので、長い枝は切り詰める。乾寒風には弱い。高さ2~4m。

【使い方等】
ユニークな香りを楽しめる木。葉色も明るく存在感があるので玄関周りなどの身近な場所に植え、すばらしい芳香を楽しみたい。生長やや遅く、空間に余裕がないところでも利用できる。

テンダイウヤク

【学名】Lindera strychnifolia
【漢名、別名】「天台烏薬」 (ウヤク)
【分類】クスノキ科、クロモジ属、 常緑低中木

常緑樹

【性質等】
中国原産。雌雄異株。花期は4~5月で黄花。実は10月、雌木に小さい黒い実がつく。葉は卵型、3本の脈が目立つ。耐病性、病虫害に強い。陽樹。生長は遅い。高さ~5m。根は漢方薬で乾燥させたものは烏薬(うやく)痛み止めや健胃剤になる。また、乾燥葉も茶に混ぜるなどするほか、関節炎の痛み止めとして外用にも用いられる。暖地で野生化している。

【使い方等】
半日陰地向きの常緑中木として使いやすく、高木に添えてバランスをとったり、少し目線を切ったりと様々に利用できる。葉が明るく、圧迫感も少ないので小さな庭では重宝する。花は地味だが樹姿に風情がある。クロモジに似て移植すると地上部が枯れ下がってくることがあるが、時間がたてばまた吹き直してくることも多い。病虫害の少ない丈夫な樹種で放任できる。

ハクサンボク

【学名】Viburnum japonicum
【漢名、別名】「白山木」 (イセビ)
【分類】スイカズラ科、ガマズミ属、 常緑中木

常緑樹

【性質等】
小笠原原産の非耐寒性の常緑小高木。花期は4月ごろ。白色の集散花序で枝先に多数つける。実は10~11月で赤い実が美しい。陽地~半陰地。
土壌は選ばないがやや湿気の土地がよい。生長やや早い。高さ2~6m。

常緑樹

【使い方等】
常緑性のガマズミ。常緑ながらガマズミ特有の野趣、風情があり、花や実、紅葉も楽しめる。他の樹木とも馴染みがよく、大振りな葉姿を活かして自然風の樹林地のアクセントにも使える。

ナナミノキ

【学名】Ilex chinensis
【別名】(ナナメノキ、カシノハモチ)
【分類】モチノキ科、モチノキ属、 常緑高木

常緑樹

【性質等】
本州静岡県以西の暖地の常緑樹林に生育する。雌雄異株。花期は6月、淡紫色で小花がたくさん咲く。実は雌株に10~11月赤い球形の果実がつく。結実隔年。幹は灰白色。高さ6~10m。

【使い方等】
モチノキに似るが、野趣があり面白い。姿も美しく、シンボルツリーになる。樹勢が強いので、あまりに狭すぎる空間には適さない。

カクレミノ

【学名】Dendropanax trifidus
【漢名、別名】「隠蓑」 (ミツデ、ミツナガシワ、ミゾブタカラミツデ)
【分類】ウコギ科、カクレミノ属、 常緑中高木

【性質等】
花期は6~7月、実は10~11月。浅く三つに裂けた幼葉の形が蓑にそっくりなのでこの名前がついた。葉は老木になると切れ込みが無くなる。
暖地の林の日陰に生えているが、庭、茶庭などによく植えられる。暖地向き。管理容易。大気汚染に強く、耐潮性、耐暑性、耐陰性あり。陽地でも生育する。

【使い方等】
和風の日陰地の樹木として使い古された感はあるが、この樹木の使い勝手の良さは他になく重宝する。自然と株立状に姿が整い、雅趣がある。圧迫感も少ない。
配植には大きさの違う若木を数本組み合わせて用いることが多い。幹を見せる樹木なので、その特徴を活かすようにする。和風以外にも使える。

フェイジョア

【学名】Acca sellowiana / 異学名 Feijoa sellowiana
【別名】(パイナップルグァバ、アッカ、アナナスガヤバ) {英名Pineapple guava}
【分類】アッカ(フェイジョア)属、 常緑中木

常緑樹

【性質等】
ブラジル~アルゼンチン原産の半耐寒性の常緑樹、果樹。花期は6~7月、花は桃色、外が白で内が鮮紅色の独特の花。実は9~11月、梨と桃をミックスしたような味でパイナップルの香りがする。果実を収穫するには数本植栽して他花受粉させる。花そのものも食用になる。
株立ち状で球形の整った樹形になり、葉が密生する。葉裏が銀白色。性質は丈夫で病虫害もほとんど見られない。あまり土質を選ばないが、水はけがよく、肥沃な土地がよい。耐暑性、耐潮性とも強く、陽樹。東京以西なら日当たりがよく冬の寒風が当たらない場所でよく育つ。高さ2m以上。

【使い方等】
シルバーリーフの葉と、特徴ある樹皮を活かすように使うとよい。食べられる花は、エキゾチックな印象を与える。

レイランディ

【学名】x Cupressocyparis leylandii
【別名】(レイランドヒノキ、レイランデイヒノキ) {英名Leyland cypress}
【分類】ヒノキ科、レイランドヒノキ属、 常緑高木、針葉樹

常緑樹

【性質等】
樹形は生育旺盛で強勢な直立性の円錐形になる。雌雄同株。モントレーイトスギとアラスカヒノキの属間雑種である。主幹は直上し、枝は粗く水平に伸びるため若木は鑑賞性が劣る。葉はアラスカヒノキの葉を細長くしたような鱗葉で緑色あるいは青みを帯びた緑色になる。硬くしまった感じがする。冬も変色しない。 刈り込みに耐えるため、トピアリーや生垣に向く。過湿地を嫌う。蒸れに強く、萌芽力が特に強い。日当たりのよい肥沃な土壌を好む。耐雪性、乾寒風、耐暑性あり。暖地でもよく育つ。根が浅く強風の影響を受けやすい。

【使い方等】
自然樹形のまま円錐形の整った樹形を楽しんでもよいが、狭い空間では刈り込んで生垣に使うとよい。

フイリアオキ  ’ピクチュラータ’

【学名】Aucuba japonica ‘Picturata’
【漢名、別名】「斑入り青木」 (アオキバ、ダルマ)
【分類】ミズキ科、アオキ属、 常緑低中木

【性質等】
日本原産の常緑中低木。叢状に密に茂る。雌雄異株。花期は4~5月、実は12~翌年3月、雌木につく赤い実は春まで残る。葉は品種によって多彩で、長楕円形、広楕円形などで光沢があり質が厚く、斑入り品種が多い。
ピクチュラータの葉は鮮やかな黄中斑と細かい星斑が交じった葉が美しい。フイリアオキの中では、陽光に耐える品種。耐湿性、耐陰性あり。高さ~2m。海外での評価が高く、新品種が次々と作出されている。

【使い方等】
フイリアオキは日陰地を明るく彩る樹木で陰樹の代表格。庭木としてなじみが深く、陰地の寄せ植え、根締めとして重宝する。雌木につく赤い実も美しいが、フイリアオキは葉を主に観賞する。実を観賞するには雌雄両方を植える。

フイリサカキ

【学名】Cleyera japonica
【漢名】「榊」
【分類】 ツバキ科 常緑中高木

常緑樹

【性質等】
基本種は本州関東南部より以西に自生する。花期6~7月、果期11~12月。
神事に枝を用いるので神社の境内に植えられることが多いが、一般の庭園でも時折見かける。基本種の葉は冴えた緑色で光沢があり厚く、葉の大きさや形の似たモチノキ、ネズミモチ等に比べて上品で明るい感じがする。葉色は冬の間も変わらず艶やかで、新芽が赤みを帯びるのが特徴である。
日陰に耐え、潮風や大気汚染にも強く、また萌芽力があるので剪定によって整姿することも容易である。成木の移植はむずかしい。

【使い方等】
神前の木というイメージがあるので一般的には使われることが少なかった木であるが、斑入り種が普及しよく使われるようになった。欧州でも人気の樹種である。
大変明るい印象で品があり、日陰に強いので日陰の庭のシンボルツリーとして、アクセントとして大変重宝する。
斑の入り方は厳密には覆輪(外斑)のものや中斑のものなど数種がある。新芽が赤みを帯びるとさらに美しさが増す。
花や実の観賞価値は低いが、日陰地のカラーリーフとして年中景観を維持できる。

トキワマンサク

【学名】 Loropetalum chinense

【漢名】「常磐満作」

【分類】 マンサク科、トキワマンサク属、常緑中高木

【性質等】
本種は常緑で、落葉のマンサクとは属が異なるが似たような花を咲かせる。基本種は緑葉に白花ですが、赤葉で赤花あるいは緑葉で赤花の「ベニバナトキワマンサク」が導入され利用が増えている。花期は4~5月で樹冠一面に咲いて見事だが、秋にもチラチラと咲くこともある。日当りを好む。

【使い方等】
特に赤葉のベニバナトキワマンサクは際立った存在感を演出するので、樹林のなかのアクセントに良い。木によって樹形の変化が激しいが、自然風に下枝を少なく幹を見せるように育てたものは他の樹木とも馴染みやすく、モダンな印象の面白い景観が作れる。

また、下枝まで揃ったものは、刈込みや生け垣にも向く。

イジュ

【学名】Schima wallichii subsp. liukiuensis

【分類】 ツバキ科、 ヒメツバキ属、常緑高木

【性質等】
初夏に3~4cmの白花を樹冠いっぱいにつけ、青緑色で光沢のある葉とのコントラストがさわやかな印象を与える。自然分布は奄美諸島や沖縄で、関西以西の暖地でも使える。酸性土壌であれば痩せ地でもよく育つがアルカリ土壌では衰弱する。近縁にヒメツバキがある。

【使い方等】
花は葉の上にまとまって咲くので、木が大きくなると下からは見えにくい。斜面に植えたり、上から見下ろすようなところに植えると効果的。剪定で小さく抑えれば小庭にも向く。葉や樹形も美しいので、単植しても群植してもよい。

シャシャンボ

【学名】 Vaccinium bracteatum Thunb.

【分類】 ツツジ科、スノキ属、常緑中低木

常緑樹

【性質等】
日本に広く分布する。樹高2~3m。葉の脇から総状花序をだし、壺状の白い花を多数下向きに咲かせる。黒紫色をした実は液果で食べられる。常緑性ブルーベリー。陽樹。

【使い方等】
光沢のある小さな葉がついて、さわやかな印象がある。背丈ほどの大きさでも樹形が整うので小庭の主木にも使える。

サワラ・”フィリフェラオーレア”

【学名】 Chamaecyparis pisifera “Filifera Aurea”
【別名】 オウゴンヒヨクヒバ
【分類】 ヒノキ科ヒノキ属、常緑針葉低木

【性質等】糸状に伸びた優雅な枝葉は年中黄金色をしており、また主幹は直上して側枝は横に広がり葉先は垂れる。
陽地を好み、日陰地では黄金色の出が悪い。

【使い方等】剪定で低く抑えて、灌木として群植したり列植したりして扱うことが多い。また人の背丈程度の独立木として仕立てる場合もある。
年中鮮やかな黄金色をしているので目を引く樹木であり、洋風の庭の中で修景のポイントや目を引きたい場所を意識して植えるとよい。華やかでとても豪華な印象を与える。

ヒメシャリンバイ

【学名】 Rhaphiolepis umbellata var.minor
【漢名】 姫車輪梅
【分類】 バラ科シャリンバイ属、常緑広葉中木

【性質等】基本種のシャリンバイよりも葉が小さいことから「姫」の名がつく。
シャリンバイよりも繊細な印象で、新芽や白い小花が美しい。また初夏には1㎝程度の球状の実をつけて、秋に青紫から黒紫に変化する様子が観賞できる。丈夫な樹種で半日陰でも使えて重宝する。

【使い方等】シャリンバイと同じように刈り込みに強いので灌木として群植もできるが、独立木として用いるときは刈り込むのではなく、透かして幹を見せるようにした方がよい。
独立木として仕立てられたものは雑木のなかで高木に添えたり、また狭い空間では主木にも使える。

フイリグミ・”ギルドエッジ”

【学名】 Elaeagnus ebbingei “Gilt Edge”
【分類】 グミ科グミ属、常緑広葉灌木

【性質等】葉に鮮やかな黄色の覆輪が深く入るナワシログミ系の品種で、その華やかさから抜群の存在感を示す。日なたに向くが半日陰でも使える。強健種。
葉の美しいグミには他に「ライムライト」があるが、本種ほどの鮮やかさはないものの、淡黄色の中斑が美しい。

【使い方等】直立性があり、枝も放任すると四方に暴れやすいが、立ち枝を切り戻していくことで樹高を低くコンパクトに抑えることができるので、小さな庭でも使える。
その目を引く華やかさから、庭やエントランスなどのポイントに大変重宝する樹木である。

 

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