庭の蘇生・・・雑然としたお庭のリメイク
庭の蘇生・・・雑然としたお庭のリメイク
築数年のまだ新しいお住まいで、庭は角地に南面しています。
フェンス沿いに数本の雑木があるだけのシンプルなお庭でしたが、プランターや鉢物が無造作に置かれ、また細かな雑草もあちこちに生えていて雑然とした印象を受けます。
植物がお好きなオーナーさまですが、庭にいくつか問題があって庭を充分に楽しめていませんでした。・・・
ひとつは水はけの悪さです。
地面はすぐ下層に粘土層があって、いつもジメジメしているようです。
さらに、地面が裸地になっているので、水はけの悪さと相まって雑草が常にはびこってしまいます。
また、たくさんのお花をプランターや鉢で育てておられますが、地面に無造作に置いているのでどうしても視覚的に雑然とした印象を与えてしまいます。・・・
これらの解決の方法としては、まず暗渠透水管を埋設して排水性を良くすること。
そして、床面の舗装と併せて、鉢物の整理ができるようにしっかりと「交通整理」することです。
さらには、空間にメリハリや広がりを持たせるため、目留まりのフォーカルポイントを設けます。
視線を誘導することで空間が引き締まって見え、広がりも感じるようになります。・・・
舗装はレンガ敷き(砂下地)とし、植込みとの見切り(土留め)は延石で処理しています。
また、鉢物の置き場所を設定するとともに、ポイントにいくつか「花台」を設けています。・・・
フォーカルポイントに据えたギリシャ産のテラコッタ壺とサークルの床模様が印象的な、すっきりとした小庭になりました。
(garden Hana、Osaka)