雑木に包まれた住まい
雑木に包まれた住まい
新築住宅の庭づくりです。
自然素材を多用した住まいに合わせて、外回りも木塀や石敷き、ロートアイアンなど素材や意匠に配慮したプランです。
大ぶりな鉄平石を敷きこんだアプローチは、緩やかに昇りながらわずかにカーブしています。これに幹を見せる雑木で囲い込み、限られたスペースに広がりや奥行きを強調しています。樹冠が上部で広がる雑木の特徴を活かし、木々の下を潜り抜けていくようなイメージを作りました。開放的でありながら、ボリュウムのある木々に囲まれた安心感もあり、バランスのとれたゆったりとした空間になりました。
駐車スペースは御影石をリズミカルに敷き、車のないときにも庭の一部として視覚的に楽しめるようにしています。
リビング側は大きな掃きだし窓とウッドデッキがありとても明るく開放的なのですが、道路が近過ぎてかえって落ち着きませんでした。高さのある木塀と季節感のある植栽で、目隠しを兼ねながら彩りと変化のある楽しめる庭にしました。
全体に雑木を主体に季節感のあるやわらかな植栽で、緑に包まれた憩いの住まいが表現できました。
使用樹種:
ヤマモミジ、シマトネリコ、トキワマンサク、ハイノキ、ソヨゴ、ハクサンボク、ヒメシャリンバイ、カクレミノ、フイリマサキ、フイリグミ、ナンテン、テンダイウヤク、マホニア・コンフーサ、イワナンテン、ミスキャンタス、フッキソウ、フイリヤブランほか