お茶庭からひろがる想い(8)

顛末記(6)

いよいよ広場の中核部分である、中央部分の整備がはじまりました。そこは子供たちが走り回るトラック(外周路)の内側部分でもあります。・・・

紆余曲折を経たプランニングでしたが、課題となったのは

・ 大きな段差をどう活かすか。

・ 芝の「築山」風景を取り入れたいが大きな風景としてどう表現するか。

・ 基本テーマである「お茶」をどこまでどう表現するか。

・ 石にこだわり多用したいが、大量に入手した雑多な石材や資材をどう使うか。

・ 中央部の空間をどう処理するか。

・ 既存植栽をどう活かすか。・・・

さまざまな課題を考慮しながら、しかも状況が流動的に変化するなかでの手探りでの施工でした。

既存の雑多な資材(在るもの)の数々がまるでジグソーパズルのピースのように頭の中に散らばっています。・・・

特に自然素材である石材はひとつひとつ形が違えば使い方も違ってきます。

まさに一期一会の作庭作業でした。

(施工中風景)

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